新しい時代のお金の教科書は、あまりにも良い本だった。
これから社会がどう変化していくかを予測したい人は読んでおいて損はない。
未来予測、お金の歴史、ブロックチェーンなどについて本をいろいろと読んできて、たぶん20冊は超えてると思うが、これが1番良かった。
最近話題のお金2.0とテーマが少し被っているのだが、どちらか1つだけを読むならこちらを薦めたい。
いま話題の仮想通貨はあくまでも既存の通貨の延長線上にあり、それからさらに信用や時間が通貨として用いられるようになると解説されている。
クラウドファンディングなどですでに信用でお金を得ることができることがわかりつつある。ここからさらに進むとそもそもお金を介することなく、台帳に記載していく形で直接モノやサービスをやりとりできるようになる。
社会の変化を大胆に予測して見通している素晴らしい本だ。
あと、とにかくわかりやすいのもすごい。
内容としては小難しくなりそうな要素が多いのだが、平易な言葉でかつイラストや図表をつかって解説されているので頭にすぐ入ってくる。
新書でページ数がそれほど多くないこともあるが、夢中で読んでいたらあっという間に読み終わってしまった。
- 作者: 山口揚平
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2017/12/06
- メディア: 新書
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とにかくオススメ。
トークンエコノミーやキャッシュレスの未来がわかる。