仕事のやり方が現状維持になっていて、ずるずると下降していっていることに気がついたので、ぬるい仕事のやり方から脱却しようと思い、根本的にやり方を見直すことにした。
とにかく行動量を増やすところからはじめてみようと思いたち、動きかたを変更している。自分の得意な仕事は営業ではないのだけど、営業マンのような働き方をしている。
営業、提携先獲得、自分の知見を広げるための出会いなど、とにかく外回りをしてみている。
予定をなるべく前倒しで入れる
1週間後のアポよりも、明日のアポイントのほうが貴重。
なぜなら時間は保存できないためだ。明日予定が入っていないまま過ぎてしまったらもう取り戻せない。また、アポイントの日程調整も1週間後なら受け入れてもらいやすいが、明日急に会うとなると難しい。
30分、1時間単位で考えない
仕事の区切りを30分、1時間単位で考えないようにする。
たとえばアポイントの調整をするときに、アポイントは1時間、間隔をなんとなく30分もしくは1時間であけることが多い。ただ、実際はアポイントは必ず1時間である必要はなくて30分で終わらせてもよいし、間隔も30分あけなくて移動できることもある。
これはアポイントの調整に限らず、仕事全般で言える。
あらかじめ設定した仕事の区切りに沿って仕事の分量は増大してしまう。
自分の中で無意識にその時間まではダラダラやっても大丈夫という発想が働くためだ。
もちろんあらかじめ無理なスケジュールを設定してもどうせ終わらなくなって、しかもやる気が減退するので意味がないのだが、1時間や30分で区切る必要はない。
駄目だと思ったらすぐ帰る
たくさんの人と会うと、たまにどうしても変な人や完全にこちらに何かを売りこむ気でいる人とあたってしまう。
わかりやすく言うと生命保険の営業とか、ネットワークビジネスの勧誘などだ。
最近ではこういう露骨なやつにあたってしまうことはなくなってきたが、人材紹介会社、交流会・イベント主催者など、こちらを商品ととらえている人と会ってしまうことはどうしてもたまにある。
その人が人間的に面白ければよいのだが、付き合ってもよいことはない。
細切れの時間よりも、まとまった時間をつくる
予定を1時間の打ち合わせを1時間間隔で4回入れると、終わった時に7時間経過している。移動に30分ずつくらいかかるとすると、30分ずつ3回に分けて自由な時間ができる。
一方でもし間隔を30分にすれば、5.5時間ですべての打ち合わせが終わり、最後に90分まとまった時間をつくれる。
30分が3回と、90分が1回だと、はるかに90分のほうが仕事を進められる。
移動時間を減らす
できるだけ電車やタクシーに乗る時間を減らす。
あと、徒歩で移動する距離も減らす。
地下鉄の出口を間違えただけで10分くらい使える時間が変わることはざらにある。
あらかじめGoogleマップなどで調べる。
駅同士の電車の乗り換えだけを最短にするのは不十分。たとえば渋谷駅に銀座線で入るのか、半蔵門線で入るのかで、そのあと歩く距離がだいぶ変わってくる。
あと、駅までの徒歩が10分以上になるならタクシーを使った方が早い。もしタクシーで節約できる時間と自分の時給を比較して、タクシーに乗らないほうが安いような状態なら、仕事の仕方を根本的に見直す。
ただ、タクシーを捕まえるのに待ち時間が発生するとその時間分遅くなるので、できればアプリなどで呼ぶようにしたい。
時間泥棒から逃げる
なんとなく漠然といっしょにやりましょう、情報交換しましょうと言ってくる人はこちらの時間を奪う可能性があるので、注意が必要。
提案資料を作らせようとしてくる人は、本当に仕事を発注する気があるのかを見極める必要がある。コンペも出来レースでないか気をつけないと、1週間くらい無駄になってしまうことがある。
あと、メールやメッセンジャーで済む用件で電話をかけてくる人もつきあわないほうがよい。
朝や夜の時間を活用する
家族への配慮が必要だけど、朝と夜の時間を使うとよい。特に早朝に打ち合わせできるのはよい。
夜はまとめて複数の人と話す場として向いている。
自分でなくてもできることは徹底してほかの人に任せる
5分くらいの作業だと自分でやったほうが早いのではないかと思いがちだが、自分でなくてもできる仕事は徹底して誰かに任せたほうが良い。
特に同じ作業が定期的に発生する場合は重要。
自分の時間を少しでもあけることは積もり重なっていく。メールでの日程調整、交通費などの経費精算、請求書の発行や入金確認、契約書の確認、名刺の打ち込みや整理など、任せられる部分はたくさんあるはず。自分もすべてはできてない。
部下におねがいするのはもちろん、外注も活用していくべき。