ここ数日リップル(XRP)がCoinbase(コインベース)というアメリカの大手仮想通貨取引所に上場するという噂がTwitterで流れていた。Coinbase社員が集まるクリスマスパーティーの場でXRPの話題がもっとも多かったという情報をジャーナリストがしていたりした。
Further news on $XRP/Coinbase rumor: Just heard from someone who was at Coinbase's Xmas party that talk about XRP getting added was top of discussion among employees. Seems it's real, folks. Coinbase is going to make a ton from the amount of everyday people rushing to buy.
— Logan Kugler (@logankugler) 2018年1月3日
噂が広まってリップルの価格が上昇していったが、Coinbaseが公式に否定した。以下はCEOのTwitterアカウントでの発言だ。
現時点では特に上場を予定しているアルトコインはないとのこと。
We haven't made any decisions to add new assets to Coinbase or GDAX at this time. Any statement to the contrary is untrue. Be careful what you believe out there! https://t.co/1yUYG33AoG
— Brian Armstrong (@brian_armstrong) 2018年1月4日
これを受けて、リップルの価格は下落した。
リップルの上場を名指しで否定したわけではなく、あくまでも噂は噂にすぎず、事実ではないと牽制している形だ。従業員によるインサイダー取引の疑惑を払拭するために否定したと考えられる。
もし正式に決定していれば、公式のサイトやTwitterでアナウンスがある。
まだ完全に上場しないと決まったわけではない表現だが、とりあえず直近での上場はなさそうだ。
いまはCoinbaseのニュースに期待して買っていた海外の人たちの失望売りと、新規日本人勢の買いが戦って価格が拮抗している状態だと思う。
新規に仮想通貨投資をはじめたばかりの日本人のほとんどはCoinbaseの存在すら知らないわけなので、別に上場がなくなろうがどうだろうが関係ない。
むしろ今日の日経新聞朝刊に掲載されたりして、プラスの情報のほうが入ってきているだろう。
これからリップルがさらに上がるかどうかは、ニュースの量とチャートの形だけにかかっているような気がしている。
非中央集権である、実はスケーラビリティがない、運営の透明性があるかどうかとかはぶっちゃけ価格に与える影響はあまりないのではないかと推測している。
そんな難しいことを考えながらほかのアルトコインとの優劣をつけて投資している人なんて全体で見たらものすごく少数派だからだ。
もう時価総額すら意識していない人のほうが多いだろう。
発行総数に価格をかけたものが時価総額で、その規模や順位でコインの価格水準を考えるのが重要だが、価格しか見てない人の割合はどんどん増えているはず。
値上がりや値下がりの率がどれくらいになるかが投資の判断基準になるはずが、単位あたりの価格だけで割高か割安かを決める人たちがいる。数百円のものは安いが、ビットコインのように200万円近くあるようなものは高いと感じる。
新しく参入した人たちに話聞いたらみんなXRPとNEMもってた
— 埼玉さんです (@A4clearfile40p) 2018年1月4日
なんでですか?って聞いたら、みんな安いからと回答
1000円、2000円くらいだったらいくんじゃないですか?って言っててまじかって感じ
ニュースが続いて新規参入者が増えていくうちは順調に上がっていくが、 狼狽売りを発生させるような下落が発生すれば一気に新規が逃げていく。そんな状態に見える。
あと、新規参入の人の一定の比率でガチホ前提の投資の人がいて、その人たちが売らない分の比率が増えていくと上昇につながる。毎日チャート見ない人たちは狼狽売りもしないし握力が強い。
個人的にはもう少し上を目指して、そこで利確するつもりだ。