どんどんリテラシーが低い人向け、かつ調べるのが面倒な人向けのサービスが今後流行るだろう。
メルカリは非常に簡単に出品ができるということでヤフオクの面倒くささを無くすことで、一気に普及した。
誰にでもわかりやすく簡単な出品のプロセスにすることで、3タップで売り出せる。
最近ではメルカリよりも簡単なCASHやトリクルなどの現金化サービスが出てきている。
メルカリは出品までの手続きを簡略化したものの、写真を撮影したり、相場金額を調査したり、梱包や発送といった手間がある。しかも現金化するまで時間がかかる。
CASHは商品カテゴリや型番を選ぶだけで、与信なしで、すぐに現金を振り込んでもらえる。
お金をもらってから商品を送れば良い。
トリクルは予約して家まで不要なものを取りに来てもらうビジネスモデル。
メルカリなどで代わりに売ってくれて、売れた金額の30パーセントを手数料として支払う。
最初に日時を指定して予約するだけで、家まで取りに来てもらえるようなので梱包や発送の手間すらかからない。
ヤフオク、メルカリ、CASHやトリクルのような流れで売り手の手元に残るお金は多い。それでも手間やわかりにくさが理由となって、使うのが簡単なサービスに流れていく。
Google検索で飲食店を探し、口コミを読んだり、禁煙かどうかや駅からの距離などの希望条件を調べて予約するのは面倒だ。
会食のお店を探して予約するみたいな作業はすぐに終わるように見えて、慣れていない場所でお店を探したりすると30分くらいかかってしまうこともある。
最初の条件の入力だけすれば、勝手に予約してもらえるようなサービスがもしあれば使う。
確定よりも前にお店の選択肢を見せてもらう必要もない。
もし変なお店や条件にあわないお店が予約されていたらもうそのサービスを二度と使わなくなるだけだ。
多くのサービスが調べて、考えて、選択するというプロセスが残っている。
どこか1つのプロセスをなくすだけで大企業になりうるビジネスモデルができる可能性がある。
メルカリも巨大な新興企業になった。
とにかく考えるのが面倒くさいズボラな人を対象にしたサービスをスマホアプリで提供する。
しかも極力余計な要素をそぎ落として簡単にして、誰でも使えるようにする。