ケンジツ

育児や読書の内容などを気ままに書くブログ。最近は仮想通貨にハマっていて、調べたことを記事にしています。

副業、フリーランスを推奨する世の中の流れについて思うこと

副業をしたり、フリーランスになって組織に属さないで働いたりする人が急増しているように感じる。

 

最近会う人の多くが本業とは別に何かをしている。

副業はよいことだと思うし、どんどんやっていいと思うが、本業も楽しめる状態を維持するのが理想と思う。

 

なぜかというと、本業のほうに圧倒的に多くの時間を使うのに、腰掛けでお客さんみたいな態度で働いてたらもったいないと思うから。

 

お金を稼ぐ手段と割り切って嫌々いまの仕事を続けているというひともいるだろう。

でも副業に情熱を注いで、本業よりも楽しくなってるなら、もう転職して本業も副業に近づけて変えた方がよいのではないか。

 

人生の時間は限られているわけで、つまらないと感じている仕事なら時間の浪費だ。

それに、身が入らない状態で仕事を続けていると、生涯で稼げる金額も結局小さくなるはず。

なぜなら惰性でやっててもスキルや経験が蓄積されないからだ。

 

副業やフリーランスとして稼ぐときに意識したほうがよいこととした、いまできることの範囲内だけで時間の切り売りをしていないかがある。

 

何も向上しないでお金を目的に働くのもときには必要かもしれないが、やることで何か新しいスキルが身につく仕事に関与したほうがよい。

そうでないと、同じことができる人がどんどん増えてきたり、環境が変わったときに生き残れず、またゼロから新しいジャンルで仕事を探す羽目になる。

あと、年齢を重ねるほどに同じことができる若い人が増えてきて、どんどん不利になる。

 

先日ある人材ビジネスをしている人と話したのだが、いますごく景気がよくて、それにともなってフリーランスも生きやすくなってるらしい。

そのせいかフリーランスが急増しているが、多くのフリーランスは景気や環境の変化で生き残れないのではないかという話だった。

何も特筆するスキルがなく、キャリアもない人が増えていると。

 

長い目で見たときに本当に副業やフリーランスが自分にとって得なのかをよく考えた方がよいと思う。

 

別にキャリアや遠い将来の計画などは気にしないなら、それもありだろう。

 

好きで楽しめていて、かつ時間の切り売りでないことなら、どんな内容でも価値はあると思うから、思い切って挑戦するとよさそう。

 

本当に好きで毎日やり続けられる仕事なんてあまりないし、見つかっている人はラッキーだ。

 

ブロガーやユーチューバーになるみたいな話も同じで、毎日ずっと継続できる人はごく少数派だろう。

自由で面白そうな仕事だと感じて始めてみたものの、続けることすらできなくて終わる。

 

副業でやるならリスクないけど、やめてフリーランスになるなら、その仕事を本当にやりたいのか自問自答してからにしたほうがいい。

自己管理が厳しくできるか、ものすごくその仕事の内容が好きかのどちらかがないと、つらくなってくるはず。

 

副業、フリーランスを有名なブロガーや社長などのインフルエンサーと呼ばれる人たちが推薦、煽っている動きがある。

ああいったものは生き残っている人だけが発信していることに注意する必要がある。多くの失敗した人は表に出てこず、成功している人たちだけが情報発信をしている。

つまり、確率でいえば上手くいかない例のほうが多いのに、表に出てくる人はみんな成功しているように見える。これを生存者バイアスという。

 

生存者バイアスのかかった情報を鵜呑みにして、深く考えずに行動すると何故すぐに上手くいかないのか悩むことになり、途中で挫折しそう。

成功している人たちも最初時間をかけて試行錯誤しながら進めている。すでに成功した人の状態だけ見ると最初からスキルやマインドがあったように見えるかもしれないが、それは地道に積み上げてきたものかもしれない。

 

働き方の選択肢が増えるのはよいことだけど、社員として頑張るよりも、副業やフリーランスのほうがよいみたいな風潮はどうかと思うので書いてみた。

 

ちなみに自分のTwitterの観測範囲が偏っていてそうなってるだけかもしれない。でも世間的にも会社での当事者意識が希薄な人が増えてるように感じる。

終身雇用がマボロシだということが浸透したので、何度も転職するのが当たり前になってきている。

数年経過したら辞めるとしても、所属している期間中にはその会社に愛着を持って働けるほうが幸せだと思う。

少なくとも会社への愚痴をTwitterに垂れ流して、副業に力を入れているようなら、さっさと転職するべき。誰でも自由にいつでも仕事を変えられるわけだから。