今朝突然パソコンが起動しなくなり、走馬灯のようにクラウドにアップしていない秘密鍵がないかが頭をぐるぐるまわるという体験をした。
結局パソコンはなんとかもう一度起動できたのだが、かなりの恐怖だった。たいして大きな金額を保管しているわけでもないのにこんな有様だったので、今後資産額や含み益が大きくなればなるほど危険だ。
仮想通貨でパスワードや秘密鍵をなくしてGOXする人が今後増えまくるのは目に見えてるので、どんなパターンがあるかを考えてみた。
GOXはMt. GOXという破綻した取引所から来ている言葉で、取引所の破綻や仮想通貨が戻ってこなくなることだ。
セルフGOXとは、取引所などの外部が原因ではなく、自分の過失で資産を失うこと。
以下今後よくありそうなGOXの形をまとめてみた。
セキュリティが甘いことによるハッキングやフィッシングなどの自分の過失が原因のやつも含める。
パソコンだけに秘密鍵を保管していたが、突然パソコンが壊れて起動できなくなる
送金のときに記入項目が足りなくて、そのままコインが消える。実際に一部の取引所でウォレットのアップデートの対応時期の違いなどで消えている事例がある。
家族にハードウェアウォレットを説明していなくて価値を理解されておらず、ただのUSBだと思って捨てられる。
外国の銀行の貸金庫に預けたものの没収される。もしくは火災や地震などで紛失され、入っていた金額を証明できずに保険もきかない。
家族に伝えておらず突然の事故で亡くなって、誰も保有していた仮想通貨の存在を知らずにそのままになる。
ハードウェアウォレットに入れてたのになぜか壊れていて引き出せなくなる。
ハードウェアウォレットを水没させて動かなくする。
2段階認証を大量に登録していたスマホを紛失し、海外の一部の取引所が復旧対応してくれなくてログインできなくなる。まともな取引所なら身分証明書などを再度提出すればなんとかなるが、怪しいところは対応してくれないかも。
スマホを落としてたまたま仮想通貨に詳しい人に拾われてしまって引き出される。
なぜか2段階認証を設定していないうえに簡単なパスワードを設定していて乗っ取られる。
ほかのサービスのアカウントと取引所のパスワードを共通のものにしていて、ほかからパスワード漏れてハッキングされてGOX。
フィッシングにひっかかってIDとパスワードを違うサイトに入れる。
アドレスのコピーミス。かなり多そう。
別のコインのアドレスに送付してしまう。たとえばビットコインのアドレスなのにビットコインキャッシュを送ってしまう。これも多そう。