ケンジツ

育児や読書の内容などを気ままに書くブログ。最近は仮想通貨にハマっていて、調べたことを記事にしています。

ビットコインゴールドのハードフォークでビットコイン大幅下落

ビットコインゴールドのハードフォークで、ビットコインが大きく下落した。
今朝ブロックナンバー#491,407で分岐した。

ビットコインキャッシュのハードフォークのときもそうだったが、ハードフォークのブロックでビットコインキャッシュの付与が完了したタイミングで大きく下げた。
みんなビットコインゴールドの付与を期待して保有していたので、付与された直後にビットコインを売っている。

ちなみにいまビットコインゴールド(BTG)の価格は先物で2万円くらい。まだ送金すらできない状態なのに、すでに売買が開始されている取引所がある。


アルトコインに一気にお金が入ってきていて、イーサリアム(ETH)、ゼム(XEM)、リップル(XRP)あたりが急激に上がってる。モナコイン(MONA)がまったく上がっていないことを見ると、外国人の大口がビットコインからアルトコインに資産を移しているのではないかと推測。

ここ1週間くらいビットコインを触りたい気持ちを抑えて、アルトコインをちょくちょく買い増ししていたのが正解だった。途中で心が折れて、多少草コインを売ってしまったけども。

 

ビットコインゴールドは微妙すぎる

ビットコインゴールドはリプレイプロテクションなしで、しかもプレマインありと、はっきり言って無視したほうがよいレベルの代物だ。というかソフトの開発がキリのいいところまで終わってないのに見切り発車するとか、もう存在自体を見直したほうがよいレベル。


リプレイプロテクションとは、簡単に言うと、2つのビットコインを区別する仕組みのことで、これができていないとハードフォークしたときに以下のようなことができてしまう。
1.アドレスAからアドレスBに元のブロックチェーンで送金し、分岐前と分岐後のブロックチェーンの両方でコインを受け取る。

2.分岐後の新しいコインだけ他のアドレスCに送付し、ビットコインは元のアドレスAに戻す。

3.もう一度ビットコインをアドレスAからアドレスBに送付する。

4.なぜかフォーク後のブロックチェーンでももう一度送付できてしまう。このとき分岐後のブロックチェーンでは残高がなくても送付したことになってしまう。


リプレイアタックへの対策ができていないということは、送金ができないということ。いまのところどの取引所も送金できるようにしていない。リプレイプロテクションの開発が終わってからはじめて送金できるようになる。


プレマインとは開発者の報酬として、一般公開するまえに開発者が先にマイニングをして懐にコインを貯めておくこと。プレマインのボリュームが大きければ大きいほど開発者が儲かる。プレマインがあるコインは不透明さがあって中央集権的な発想で作られていると言える。今回ビットコインゴールドは20万がプレマインされる。


はっきり言ってほかのScamアルトコインと変わらない。ビットコイン保有者全員に強制的にAirdropするアルトコイン。

このような錬金術がまかり通るようだと、今後も類似のことが増えて、仮想通貨市場の健全性が少しずつ毀損していくのではないか。

少なくとも紛らわしいのでフォークしたあとのコインは「ビットコイン」という単語を使うのを辞めたほうがよい。マーケティング的にはもちろん名称にビットコインが含まれていたほうがはるかに広がりやすくなるのはわかるのだが。

実際に動いているプロジェクトの開発内容や質ではなく、マーケティングや売り方の部分が得意なコインの運営者がリスクなく暴利を貪るような状況はそろそろ改善されてしかるべきだが、ビットコインのフォークという説明の仕方で実施されて上手くいっているよう現状では、しばらくまともになりそうにない。

 

投資家視点だとハードフォークはチャンス

ビットコインキャッシュのときの価格推移も同じだったので、ハードフォークの少し前から少しずつビットコインの価格が上がっていくということがわかってきている。

ハードフォークする直前もしくは直後にビットコインを上手く売り抜ければ利益を出せる。もしくはハードフォーク後の下落トレンドでショートすればよい。

ビットコインからアルトコインへの資金の移動があるので、ハードフォーク前の下落局面でアルトコインを買い集めて、ハードフォーク後に一気に上がったタイミングで売るのもよい。

今後まだハードフォークはあるので、今後のトレードにいかしたい。

 

なお、ビットコインゴールドについては以下の2つの記事に詳しくまとまっている。

doublehash.me

www.jpbitcoinblog.info