ケンジツ

育児や読書の内容などを気ままに書くブログ。最近は仮想通貨にハマっていて、調べたことを記事にしています。

問題の細分化と優先順位づけ

ここ1ヶ月くらい大きな問題が目の前にあり、常に頭の中からそれが離れない状態がしばらく続いている。

自転車で走ってるときにあまりに考え込みすぎてぶつかりそうになったりするくらい上の空になってしまう。

 

仕事を激しめにしている人ならきっとこのプレッシャーによって頭の中がそのことでいっぱいになってしまう状態を経験したことがあると思う。

 

解決する方法を考えるときに大元の原因はなんなのかを手繰っていく。

原因の原因を考え、突き詰めていくと、一番問題に大きな影響を与えることができる方法がわかってくる。

頭の中だけで考えるのではなく、書き出したほうがよい。数値目標などの場合は、計算式を分解していく。

たとえば、売上なら平均客単価、客数、リピート率などに分割できる。さらにそれぞれの数字は分解できる。例をあげると、客数はアプローチ人数、接触人数、成約率などに分けられる。

バラバラに分けた数字ごとにどんな方法で改善できるのかを考える。打ち手についても、すぐにできること、中長期的に続けるべきことといった時間軸での分け方や、自分だけでできること、ほかの人や会社と共同でないと進まないことといった進め方による分け方もある。

 

もっとも改善しやすそうでかつ影響が大きい方法を見つけることができれば、そこから試せばよい。もちろん仮定どおりに最初に試した方法から上手くいくかはわからないが、すくなくとも闇雲に手当たり次第試すよりは優先順位つけて取り組んだほうがよい。

 

 

さらに、思い浮かんだ方法を実行するための障害がまた大量に出てくるので、それらをどう解決するかを分割して考える必要がある。

よく言われていることだが、大きな問題にぶち当たったときに、その問題を細かく分割してできるところから少しずつ解決していくと、なんとかなることがある。

あまりに大きな課題のまま取り組もうとすると、何から手をつればよいか頭の中が混乱するし、適当にやること決めて走り出すと、まったく優先すべきでないことから始めてしまう。

 

あと、深く考えずにはじめてしまうと、作業量でなんとかしようとしてしまう。

時間は限られているわけで、長時間働くことでなんとかしようとするのは愚策だ。

根本となる原因を見極めて、そこを解決すれば、芋づる式にすべてに影響を及ぼす行動を見つけたい。

簡単に見つかるわけはないので、考える時間をしっかり取らなくてはいけない。作業する時間と考える時間の比率をたまに見直すと、驚くほど作業に偏っていてはっとすることがある。

 

実は半々でも作業が多すぎるかもしれない。マネジメントに近づくにつれて、この比率はどんどん考えるほうによってく。

いまは7対3くらいの比率で作業が多くなってしまってる。これをもっと考えるほうに寄せていかないと、成果を出せない。

 

もしあなたが新卒ならほぼ10割作業だろうし、部課長クラスなら作業は1〜3割、社長や取締役などの経営層なら1割以下だろう。

自ら作業をガンガンして業績を伸ばす社長もいるが、それは経営とはいえず、ただの家業止まり。

本人がいなくなったらすぐ売上や利益が下がってしまう。

 

ほとんどを任せて質の良い意思決定だけするのが正しいマネジメントのあり方。そこに至るために意識して行動変革していこう。

 

やること減らして集中おすすめの本は以下の2冊だ。

 

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

 

イシューからはじめよは問題の本質を追求してから取り組むことの大切さを教えてくれる。

さまざまな問題の原因をまとめて解消してくれるイシュー(課題)を見つければ、1つに取り組むことで一気に解決できる。

 

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

 

エッセンシャル思考は、やるべきことを絞り込んで、仕事を断ることで、自分が本当にやるべきことに集中することの重要性を説明している。

やることを減らすことで成果を増やすという発想は、人から依頼されたことをなんでも受け入れがちだった自分にとって参考になった。