yentaというビジネスマッチングアプリがある。
毎日10人が表示されて、会いたい人は右にスワイプ、会いたくない人は左にスワイプしていく。
お互いが会いたいと思ってマッチングするとはじめてメッセージが送り会えるようになる。
それで、適当にお互いの時間を見つけてランチに行ったり、お茶に行ったりする。
海外で爆発的に流行っているTinderという男女の出会いアプリがあるのだが、それのインターフェースを真似して開発されたと考えられる。
このyentaでまったく関係のない業種の人と話すのが楽しい。
純粋にほかの業種業界の人と話すと、まったく違う環境にいる人たちの仕事内容を伺い知れる。
自分のいる会社、業界だけの人たちとしか仕事の情報交換をしないと、やはり知識が偏ってきてしまう。タコ壺のように閉じている狭い世界から抜け出せなくなる。
おまけで、別にあまり営業トークのようなことはしていないのだが、意外と仕事につながったりする。
とにかくたくさんの人と会っていれば、その中で自分の会社で扱っているものに興味を持つ人も確率は高くないがいる。
B2Bのサービスしか提供していない会社に勤務しているが、それでも20人に1人くらいからは仕事をもらえる感じだ。
毎日ランチを誰か知らない人と食べていれば、毎月1社ずつ取引先が増えることになる。嫌々ながらやっているなら時間に対して微妙な結果だが、楽しめてかつ仕事の成績も上がるのだからかなり良い。
ただ、ある程度会社から裁量を与えられていて、時間が自由に使える人でないとこれはできないかも。
平日に日中にランチに行くとなると、マッチングした相手は自分の会社のすぐ近くでないと会いづらい。そのため、相手の会社の最寄り駅近くまで移動しなくてはいけないことになる。
移動に20分、食事に1時間、戻りで20分とやると1時間40分くらいかかってしまう計算になる。昼休みに抜け出すにはけっこう長い時間になってしまう。
営業している人の場合、外出があるだろうから、すでにアポがとれている訪問先の近くで会食するようにすればよい。
とにかく全員を右にスワイプして、マッチングしてから会うか考える使い方をしている。
電車の中か、歩いている途中にアプリで日程調整のやりとりをする。
スキマ時間でやるようにしないと意外と意識を持ってかれてしまうので注意している。
どんな方でもだいたい会うようにしているのだが、学生、生命保険の営業、交流会とかイベントの主催者、ビジネスマッチングの会社など、一部NG扱いにしている属性の人たちには時間を取りたくないので除外している。
要は露骨に営業目的でやっている人と会っても、興味もない商品の案内をされるだけなので。
でもネットワークビジネスも保険の勧誘もほとんどいない。保険は1人だけいたが、申し訳ないが無視させてもらった。
yentaのようなアプリが無料で提供されているのはすごい。
このyentaを使って、採用や転職をしたり、一緒に会社を創業するメンバーを見つけたりしている人も出ているようだ。だれか知らない人と会うことは、人生を変えるかもしれないということがよくわかる。
アプリで会った人に誘われて勤務先を変えるのは今どきっぽくてよい。
というわけでyentaはおすすめのアプリだ。