10年くらい毎月3万円分は本を買って読む生活をしていたのだが、引っ越しするにあたって部屋のスペースの都合で断捨離をして、買うのをやめた。
膨大な量の本をメルカリに出したり、ブックオフに持っていったり、捨てたりするので時間を使ってしまった。ほとんどの本が一度しか読んでいないものだった。
中には積読状態で読んですらいないものも混ざっていて、それも合わせて処分した。
量が多すぎて生活スペースを減らす原因になるからだ。
代わりに本を買う前に無料で読めるカフェに通って、そこだけで本を読むようにしている。
仕事の昼休みなどにカフェに立ち寄って本を読む。
蔦屋書店の系列でよくあるのだが、本を買わなくても店内に併設されているスタバなどに3冊まで持ち込んで読めるようになっている。
最近この手の最新の本でも無料で読めてしまうカフェの店舗数が増えている。
どうしても移動中の時間を使ってすぐに読みたい本は買う。それでもほとんど本を買わなくなった。
また、書評を書くなどブログ記事のネタにする場合も買う。買わないでメモしたり記事を執筆するのはなんとなく抵抗があるためだ。
あと、すごく良い本だからという理由で、一度読んだあとに保存するために買うということは一切しないことにした。また読みたくなったら図書館かカフェで読めばよい。
ちなみに電子書籍のKindleはページおくりのインターフェースが微妙で、どうしても読むのが遅くなってストレスなので、まだ使えていない。基本的に一度読んだ本を読み返すということをしないので、検索性は必要なくて、紙の本のほうがよい。
ここ2年くらいKindleを触ってないのでまた近いうちに確認しようとは思っている。
メリットはこんなものがある。
時間が区切られるので集中して読める
カフェにいるときにしか本を読めないし、たいてい昼休みの1時間だけなので、集中して読むきっかけになる。
時間がもったいなくてスマホをいじることすらしなくなる。
最後まで読もうとしなくなる
購入すると最後まで無理に読もうとしてしまうことがあるが、カフェで購入せずに読むときには、つまらなければすぐ読むのをやめてしまう。
3冊まで持ち込めるお店が多いので、2、3冊持っていき、一冊目がダメならすぐ読むのをやめて次にいく。
表紙で選ぶので新しいジャンルを開拓できる
いままでは主にアマゾンで買っていたので、買うものが決まってからアマゾンにアクセスして注文していた。なので、読む本はFacebookやTwitterなどを通じて友人が知人が紹介していて興味を持ったものだけに偏りがちだった。
ブックカフェで本を選ぶときは、興味を持った本を探しに行くだけでなく、表紙を見てなんとなく選んで読み始めるので、予定になかった本を読む機会が増える。
お金とスペースを節約できる
本を買わなくなるのでお金がかからない。あと、自宅で本が積まれていたスペースがなくなるので、部屋を広く使える。
本を買うのにお金のことはまったく考えていなかったが、やめてみると意外と馬鹿にならない出費の違いで、だいぶお金が節約できている。
積読のストレスがなくなる
本末転倒で馬鹿らしい話なのだが、自宅に読んでいない本が積まれていくと、それが目につくたびにいつか読まなくてはいけないという意識が発生して、それがストレスになっていた気がする。
この感覚は本を一掃してなくしてからはじめて気がついた。
デメリットにはこんなものがある。
盛り上がってるところで止めないといけないことがある
本を読んでいると往々にして食事や睡眠すらもどうでもよくなって読み続けたくなるタイミングがあるものだが、カフェで読んでいると次の予定があるタイミングか閉店のときにやめなくてはいけない。
買っている本であれば持ち歩いて、次に席についたタイミングですぐに読み進められるので、意外と途中で読むのを止めるのはストレスになる。
線を引いたりメモしたりできない
あまり同じ本を読み返すことがないタイプなので、おおきな問題にはならないのだが、本に線を引いたりメモしたりできないのがたまに不便に感じる。
でも線引きやメモを繰り返して本当に読み込みたい名著に出会ったら、その本を購入すればよいだけだ。
新刊ほど在庫切れ
アマゾンで予約注文しておけば、発売日に勝手に自宅に届いているのですぐ読めるが、実店舗ではよく在庫切れしている。
新刊ほど在庫がない。どうやら本によっては発売日直後すぐに並ぶ店舗とそうでない店舗があるらしい。出版社なのか取次なのかどちらの問題かは知らないけど、どうにかしてほしい。
満席のときが多い
これが最大の問題。特に人気のお店ほど昼間すぎてから行くとほぼ満席になっている。
唯一の狙い目は13時直前のランチに来ている人たちがまとめて会社に戻るタイミング。
休日に確実に席を抑えるには朝イチか、すくなくとも午前中の早いタイミングで行くしかない。
古い名著は在庫がない
古い本ほど店舗に在庫がない。
そのため、出版から年数がたっていて、それほど売れなかった本は店頭に並べられていない。
というわけで、いろいろメリット・デメリットはあるものの、基本的に満足しているし、今後もよほどのことがない限りは本を買わないようにしていくつもり。
以下本を読めるカフェを紹介していく。見つけたところを追記していく予定。
スターバックス・コーヒー TSUTAYA 馬事公苑店
東京都世田谷区上用賀2-4-18 コリーヌ馬事公苑 1F
駅からすごく遠いので、不便だけど、そのぶんほかのお店よりも空いていることが多い。ただ、休日に行くと席がないことも多い。
二子玉川 蔦屋家電
東京都世田谷区玉川1丁目14番1号 二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット
二子玉川駅から歩いて4分。場所は便利だが、いつも混んでいる。
店内にスターバックスだけではなく、ファミマも併設されていて、ファミマのカフェでコーヒーを買う形でも入店できる。100円のコンビニコーヒーを注文するだけで本が読めるのはすごい。
スタバは7:00から営業しているが、本を読めるのは9:30から。
代官山 蔦屋書店
渋谷区猿楽町17-5
代官山駅から歩いて5分。周辺ふくめて雰囲気がよい。
ただ、いつも混んでいて、席が空いていないことがほとんど。
向かいにあるレストランASOも雰囲気がよくておすすめ。
スターバックス・コーヒー TSUTAYA 神谷町駅前店
東京都港区虎ノ門5-2-5 神谷町MTコート 1F
いま一番の穴場だと思っているカフェ。
2階のスペースが最近増設されて、すごくスペースが広い。いつ行っても席が空いている。
ただ、本屋のサイズとしては小さめなので、本の品揃えは他店舗よりは悪いだろう。
比較的新しいビジネス書以外読まない自分としては、本の品揃えはあまり関係ないので、たまたま近くに行ったときに立ち寄って重宝している。