仕事をしていて、徒歩15分以上の距離だと時間を節約するためタクシーを使うようにしている。
空いた10分くらいの時間で何かしら仕事を進めることができるためだ。
ただ、場所によってはタクシーがなかなか捕まらなくて、タクシー待ちをしている時間を考えると時間の節約にならないことがあり、ただタクシー代の分だけ損してしまいかねないことがある。
そんなときに便利で最近たまに使っているのが、行政とドコモが一緒に運営しているレンタルサイクルだ。
シェアサイクルと呼ばれていることもある。ただ、個人の自転車を貸し借りするC2Cのビジネスではないので違和感がある。
千代田区では「ちよくる」という名称で、かなり多くの場所に自転車の設置場所がある。
30分150円、延長30分ごとに100円で借りられる。
月額2,000円を払うと、最初の30分が無料で、延長したときだけ30分ごとに100円かかる。
法人定額会員というのになると、月4,000円で延長料金もかからなくなって、実質乗り放題になる。
打ち合わせ場所まで移動して、1時間打ち合わせして戻るので300円くらいかかることになる。
ルートによってタクシーや電車よりも早くて安い。
クレジットカードをあらかじめ登録しておけば、毎回支払いの手間が発生することもない。
スマホで設置場所を検索して、借りたい自転車を選ぶと、その自転車のロックを解除するための暗証番号が送られてくる。
一度どこかに留めておくときも、ロックしたあと、同じ暗証番号で解錠できる。
電動なので、すごく楽にこげる。上り坂でもまったく抵抗なく、スムーズに進める。
また、スピードもかなり出せる。
道を熟知しているエリアで、かつ短めの距離であれば、電車よりも早く移動できる。
電車だと最寄駅から歩いて訪問先に向かうのに、5分以上にかかることもあるためだ。
電動自転車でスピード出して進むと、いまの春の季節はとても気持ちがよい。
ちよくるは、借りた場所以外でも設置場所ならどこでも返却できるのが便利。駅をまたいで利用できる。
ただし、設置場所が近くにないと返却できないので、あらかじめルートを把握しておく必要がある。
東京9区(千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・江東区・品川区・大田区・渋谷区)の設置場所であれば区をまたいでも返却できる。たとえば、千代田区で借りた自転車でも、港区で返せるので便利。
設置場所(ポート)は地図のページで調べられる。
また、専用のアプリで近くのポートを探すこともできる。
Googleマップで直接検索しても表示されるので、そちらのほうが探しやすい。
難点としては、会社によって経費として認められないケースがありそうなこと。電車やタクシーなら移動手段として一般的だから経費のルールが決まっているだろうが、レンタルサイクルの経費化については定まってないところが多そう。
上長か経理を説得するか、気にせず自腹で払うかするのでよいと思う。
10分は節約できるので、その時間を300円くらいで買ったと思えば安い。
あと、駐輪場が見つからない、探すのに時間がかかる問題もある。
訪問先のオフィスの前に自転車を置いておいても大丈夫な環境であればよいが、もし路上駐輪が禁止されていて、取り締まりがされていそうな場所であれば、駐輪場を探さなくてはいけない。
土地勘があってすぐ見つかればよいが、はじめて向かう先だとけっこう時間がかかりそう。
ただ、いまのところちよくるを利用するときは駅からかなり離れた場所だけなので、特に問題なく路上に留められている。
充電切れに注意
電動自転車なのだが、充電が切れると不通の自転車よりも使えない代物になってしまう。一度電気がなくなった経験をしたが、かなりこぐのが大変になってつらかった。
借りるときに電池の残量を確認することをおすすめする。
借りる手続きをする前でも、電源ボタンを押せば電池残量が確認できる。
操作パネルは2つ種類がある。
サドルの形も何パターンかある。
自分は硬くて細いサドルだとお尻が痛くなってしまうので、大きめで柔らかいサドルを選択している。
あと、サドルを最大まで高くしたときの高さが選んだ自転車によって異なっている。
背が高い人は自転車を選ぶ前にサドルの高さを確認するとよい。