ケンジツ

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東大主席合格者ですら親や社会という外部環境で進路を決めているのに、どうすれば子どもの可能性を狭めずにいられるか

この記事を読んで、東大に主席で合格するような子たちですら、親や社会などの外部環境で進路を選んでしまうものなのだなと思いました。

こんなに頭が良ければはっきりいって努力次第でどんな職業にでもなれるはずですが、選択したのが弁護士と医者というありきたりかつお決まりみたいなコースだったのでそう感じました。

弁護士と医者はすごい職業だとは思いますが、東大に入れるレベルの子であれば誰でもなれるのでもったいないんじゃないかなと。

特に数学に興味があって、数学オリンピックで金メダルまでとっているのに、親が医者だからまずは医者を目指すというのが衝撃的です。

本人にとっても社会にとっても機会損失なんじゃないか、いきなり数学者を目指せばいいのにと思ってしまいます。

ameblo.jp

本人たちに聞いても自分でなりたい職業を選択しただけと言うんでしょうけど、これって無意識かつ継続的に親とか学校の友達などの周囲の環境から刷り込まれていると思うんですよね。結局親が誘導して進路を決めています。

すごく印象的な出来事や好きなことがあって、それをもとになりたいものを決めて、その結果として弁護士や医者になると決めた可能性もありますが、あまりそういったケースは少ないと感じます。

こんなに頭のいい子たちですら、自分で独自の道を選べず、幼少期から積み上げられてきた刷り込みや同調圧力にしたがってしまうとなると、親としてはどう娘に様々な道を示してあげるのがよいか悩みますね。

 

自立してさえくれれば、別にどんな生き方をしてもらってもいいので、「良い仕事」という常識を押し付けないようにしたいものです。いま娘は生まれたばかりですが、大学まで行くと仮定して22年後には今はまったくない現時点では想像もつかないような仕事がたくさん生まれているはずです。

たとえば今から22年前の1995年の段階で、インターネットに関連した仕事を始めると子どもに言われた親が、どれだけ否定的な感情を持たずにいられたでしょうか。多くの親の世代が「インターネットの仕事って大丈夫なの?」と感じていたのではないかと推測します。1995年には携帯電話すら1.7%しか普及していませんでした。

 

自分が理解できない方向を娘が提示してきたときに生き方に干渉しないようにしたいものです。たぶん心配になってどうしても口出したくなっちゃうんでしょうけど。

 

親の枠にはめないようにしたい

この記事も似たようなことを言っているなと思いました。

www.asahi.com

家庭や学校などで、子供の可能性を広げてあげるべき役割の人が、実は子供を洗脳して、できることを制限してしまっているのではないかという話です。

この記事では、周囲の人の頭の中にある古い常識を「呪い」と表現しています。

親が呪いを受けている場合、それが代々継がれてしまうのではないかと思います。なぜならそれが当たり前のことだと思い込んでいるからです。

私も娘を育てていくにあたって、「女性だから」という理由で選択肢を減らすようなことがないように注意したいと思います。

 

結局親の与える影響によって子供の進路が大きく左右されるのは間違いないです。

スポーツ選手とかも、本人がやりたいと言い出して始まったケースもあると思いますが、親がやらせてみたら実は向いていて、好きになってのめり込んだ結果としてプロになったという流れも多いでしょう。

たまたま子どもの方向性と親がやらせてみたことが合致するというのはとても難しいです。親が特定のスポーツに入れ込んでいて子どもにやらせてみたけど全然芽が出ないという例も多いでしょう。

 

ただ、実は生まれ持った好みや才能はあまり関係なくて、本人が楽しみながら継続的かつ徹底的に取り組めれば、どんな道でも生きていくことはできるんじゃないかとも思います。