海外旅行や出張に行くときに、損害保険つきのクレジットカードだったり、現地のATMでお金の引き出しができるクレジットカードがあると便利ですよね。
自分が持っているクレジットカードに付帯保険があるので、海外旅行保険に入らなくて済んでいるという人も多いのではないでしょうか。旅行や出張のたびに毎回海外旅行保険に入っていると、1回あたり数千円くらいのけっこうな出費になってしまいます。
私は2,3ヶ月に1回くらいと頻繁に海外に行っているので、一度海外向けのカードを調べておくだけでだいぶ得するような気がしたので、付帯保険の観点からどんなカードを持っておくのがよいのかを調べてみました。
よく海外旅行や海外出張に行く人の参考になればうれしいです。
付帯保険の注意点
キャッシュレス診療
医療費キャッシュレス診療のサービスは、海外の病院に行く前にカード会社の海外電話相談サービスに電話して、キャッシュレス対応の病院を案内してもらい現金がなくても診療を受けられるようにになるというものです。
海外旅行中に病気や怪我をして病院に行くときに、両替などをそれほどしておらず、手元に現金がないというシチュエーションはけっこうあると思います。保険が付帯していて補償してもらえる場合でも、まずは自分で現金で立て替えなくてはいけないです。海外の病院では、現金が足りなければ診療してもらえません。 手持ちの現金が少ないときでも治療を受けられるサービスです。
自動付帯と利用付帯
自動付帯というのはカードを持ってさえいれば自動的に追加される保険で、 利用付帯と言うのは航空券・ホテル代・ツアー料金などのそのカードで支払った時のみに適用される保険です。
利用付帯の場合、保険がついていると思っていたけれども、実は補償の範囲外になってしまったということになりかねません。注意してください。
制限なく適用になる自動付帯のほうがあきらかに便利です。
家族特約の有無
配偶者や子供についても補償の対象になるかどうかがカードによって異なるようです。
もし家族特約がついていないカードでも、18歳以上の家族に対しては家族カードをつくることで補償の範囲を広げることができるのですが、18歳以下の子供は補償に入れることができないです。
つまり、家族特約がついていないカードは単身者向けで、子もちの人には向いていないです。
保険の適用期間
だいたいのカードの付帯保険が90日間で終了します。留学や駐在などの長期滞在で91日間以上は海外にいることを予定している場合、別途旅行保険に入らなくてはいけなくなります。
一部のカードは現地の交通機関を利用するなどの特定の条件を満たすことで、保険の期間が120日間まで延長されることがあります。
付帯保険以外のカードの選びかた
年会費
年会費が有料なのか無料なのかは非常に大きな比較ポイントです。付帯保険で海外旅行保険代を節約しているつもりが、実はカードの年会費のほうが高かったということになると残念なことになります。
自分が海外に行く頻度と、補償の金額、年会費などとのバランスを見て選びましょう。
自動付帯の保険がついているのに、年会費が無料のカードもあります。あまり海外に行く頻度が高くない人は無料のカードを選んでおいたほうがよいでしょう。
カードのブランド
カードのブランドには、主にVISA、マスターカード、JCB、ダイナース、アメックスなどがあります。 海外に行くときには、とりあえずVISAとマスターカードを用意しておいたほうがよいです。VISAが最も使える場所が多く、次はマスターカードです。 JCBは日本国内ではカバーしている率が高いですが、海外では使えないお店やホテルが非常にたくさんありますので、JCBだけしか持っていない人は他のブランドのカードを用意しておいたほうが良いです。